BBC: The Serpent ビキニキラーとして怖れられたチャールズ・ソブラージのドラマ

人は何故シリアル・キラーのドラマを好むのか。
個人的には『 The Fall 警視ステラ・ギブソン 』だけで充分なのだけど。
『The Fall』はジェイミー・ドーナン演じるシリアル・キラーの心理について、納得できる描写をしていた。
シリアル・キラーやストーカーはファンタジーを持っている。
そのファンタジーを脳内で、あるいは絵やイラストや日記などの文章で拡大再生産する。
このプロセスにより脳内に快楽物質が発生する。
シリアル・キラーやストーカーはファンタジーについて依存症になってしまう。
かくして実際の行動に起こしてしまう。

The Fallではレズビアンの女性警官ダニを演じる ニーヴ・マクグラディ Niamh McGrady の演技も好きだ。
彼女の参加する銃撃戦は短いけど、とてもスリリングだ。
ベルファストという舞台もよく描写していた。

・・・The Fallの感想文になってしまったが、良しとしよう。

本題に移る。
BBCはビキニキラーとして、またの名をザ・サーペント The Serpentとして、怖れられたシリアルキラー、チャールズ・ソブラージ Charles Sobhraj の犯罪をドラマ化する。

最初の犠牲者はシアトルから来た女性テレサ・ノートン Teresa Knowlton。花柄のビキニをまとった死体がタイの湾で発見された。
これ以降、彼の活動範囲はタイ、インド、ネパールに広がり、その犠牲者は12人に及ぶ。

チャールズ・ソブラージの忠実な仲間を得る手腕はおそるべきものがある。

このシリアル・キラードラマは『ヴィクトリア 愛に生きる』『風の勇士ポルダーク』の製作会社マンモススクリーンが手がける。


気になるキャスト




ソブラージ本人。タハール・ラヒムは仲間や犠牲者をたらしこむその手口をいかに演じるか、楽しみだ。
ソブラージの献身的な助手のケベック人マリエ・アンドレ・ルクレール。演じるのは『ドクター・フー』『女王ヴィクトリア』のジェナ・コールマンだ。
エリー・バンバーがオランダの外交官の若妻を演じる。
1970年代のファッション(特に水着)を身にまとった犠牲者たち。


参考文献

カリスマ的な連発殺人鬼の悪夢。
世界をまたにかけた恐怖のトレイル。
殺人犯のパターンはなく、犠牲者はすべての旅行者であり、財産を奪われ、一見ランダムな犯罪で殺されたという事実以外の共通の糸はありませんでした。3つの大陸と12の国々の権威は、彼らがすべて同じ男を探しているということを知らなかった:Charles Sobhraj、別名「The Serpent」。


ベトナムとインド起源のハンサムなフランス人、Sobhrajはヨーロッパと南アジアの間の "ヒッピー・トレイル"でバックパッカーを狙った。
詐欺のマスターであり、彼は強力な知性とかなりのセクシーな魅力を使って、ナイーブな旅行者を魅了しました。
1975年後半から1976年初めにかけて、パリの大通りからヒマラヤ山脈の斜面、バンコクと香港の裏通りに至るまで、十数個の死体が発見されました。
警察の専門家の中には、Sobhrajの被害者の数がその2倍以上になると信じている人もいる。


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