豪ABC: ミス・フィッシャーの殺人ミステリー / Miss Fisher's Murder Mysteries 1920年代、メルボルンの女性探偵


ケリー・グリーンウッド Kerry Greenwood の人気作をドラマ化。

これは面白い。
第一次世界大戦後の洒落たファッションや由緒ある建物だけのドラマではない。

1920年代のオーストラリア、メルボルンが舞台。
メルボルンはゴールドラッシュの影響で繁栄した街。
その栄華は、このドラマ中にも登場するヴィクトリア女王時代の建築物でうかがい知ることができる。
メルボルンは、ロンドン以外ではヴィクトリア女王時代の建物が最も多く残っている街なのだ。

キャスト


エシー・デイヴィス Essie Davis ・・・ ミス・フライニー・フィッシャー Miss Phryne Fisher 役
舞台・映画・テレビでの活躍により、オーストラリアでもっとも尊敬されている女優さんのひとり。
『欲望という名の電車』でオリヴィエ賞の助演俳優賞を受賞。
『マトリックス・リローデッド』『マトリックス・レボリューションズ』に出演。
『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演予定。
さて、スローンズでの役は何かな?



アシュリー・カミングス Ashleigh Cummings ・・・ ドット Dorothy "Dot" Williams 役
1992年生まれ。
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アシュリーの演じるドットはかわいいカトリックのメイドさん。
メイドとしてのスキルはとても高い。丁寧。
だけど私立探偵の仲間としては決定的な欠点が・・・。



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(以下空白後に感想)

















通常のドラマだと、サウナのバルブを閉めた。機転効いているね。グッジョブ!!で終わりなのだけど、そこから「爆発あったよー」とどんでん返し。笑った。
第一次世界大戦後の影響、堕胎についての当時の法律、ロシアからの亡命者・・・など当時の文化や世界情勢をうまくドラマに盛り込んでいた。
撮影技術はスキルが低いかな?とかちょっと間延びした演出だよなー、とか感じるときもあるけど、しっかりとそのあたりは脚本やファッションとかクラシックカーとか歴史ネタでカバーしてた。
担当者は大奮闘だね。

アシュリー・カミングスの他の作品は見てないけど、ほんわか系のこの役はうまくこなしていた。
今後が楽しみな子かもしれない。

オーストラリアのコンテンツがネット配信を通じて世界へ売れる。
面白い現象だ。

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