良い映画だ。
もっとも好きな場面はふたつ。
ひとつはセバスチャンがミアにジャズについて熱く語る場面だ。
わかりやすい。
そして、ジャズを何とかしたい、という思いが伝わってくる。
ミアが惚れるのも当然だろう。
よーし、俺も海外歴史ドラマについて誰かに熱く語ろう、などと思ってしまうが、語る相手が共感を覚えなければどうにもならない。このあたりはネットフリックスのSex explained(邦題:”性”をダイジェスト)のエピ2 ”恋の予感” が解説していた。人の魅力は
- 外見
- 家が近い
- 趣味や価値観が同じ
- 心をオープンにできる
この4項目からなるらしい。
もうひとつの好きな場面はミアのもっとも重要なオーディションの後、展望台で語り合う場面だ。
この場面でふたりは別れを意識している。
だから「愛している」と真摯に伝える。
これは別れのメッセージなのだ。
ふたりを強固に結びつけていた展望台の魔法は消えている。
良い映画だ。
NHKプラスでは1/10(日) 午前0:08 まで配信している。
(追記)
セバスチャンをバンドに誘う知人のキース。
印象に残る役だ。
誰なのだろう?
アーティストのジョン・レジェンドだった。
このような「これ誰?」「この俳優さんは誰なのだろう?」という軽い疑問を解決するのは結構難しい。わざわざググろうとは思わない。周囲に詳しい人がいれば軽い会話から解決できるのだろうけど。
これが文化資本というものなのかもしれない。
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