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ライン・オブ・デューティ シーズン3の感想


シーズン3は警察の武装部隊の出撃から始まる。

とてもスリリングだ。緊張感いっぱい。

シーズン1もそうだったけど、このようなリアルさを感じる演出が『ライン・オブ・デューティ』を高品質なものへと変えている。

ケイト・フレミング


ヴィッキー・マクルーア演じるケイト・フレミングは、武装部隊へと潜入することになる。

シーズン冒頭では、あまり銃を構えての見どころがなかったと思ったら、最後で見せてくれた。

クールな美女が突撃銃と防弾ベストをつかんで駆け出して行く場面ではテンションが上がる。

コッタン


コッタンはケイトに好意を抱いていた。
だから対峙した際に拳銃を撃たなかった。

そして最期にケイトをかばった。

悪辣だけど情にもろい。

最高のヴィランだ。

リンジー


リンジーの最期は悲しい。

粗末な墓標と葬儀への参列者がいないのが泣ける。

しかし彼女は最期まで警察官だった。

シーズン2での冒頭でも、「この緊急事態に対応しなければ」という使命感から行動している。

キーリー・ホーズの演技は最高だ。

ジェド・マーキュリオ


ジェド・マーキュリオらしく、動から静へ、静から動への転換が見事だ。

そして息詰まるアーノットへの追求からコッタンへの追求への転換も見事だ。


脇役


AC12の端末調査担当の女性捜査官。

子持ちだった。そして子供連れで調査に協力。

このような生活を感じる細部の煮詰め方が『ライン・オブ・デューティ』の魅力を高めている。


『ライン・オブ・デューティ』シーズン1の ヴィッキー・マクルーア Vicky McClure

ケイト・フレミング。
『ライン・オブ・デューティ』シーズン1の ヴィッキー・マクルーア Vicky McClure はとても巧みだ。
いつもクールだ。
時々かすかに微笑む。
自信を持っている微笑み。
それがとても好ましい。
笑ったときはどのように笑うのか?という疑問を抱かせる。
同時に別の疑問も沸く。
Martin Compston演じるアーノットとの関係は?
眼福な場面はあるのか?
なぜ刑事を選んだのか?
なぜその部署を選んだのか?
常に仕事に邁進しているのはなぜなのか?

『ライン・オブ・デューティ』シーズン1は良く出来たミステリだ。

ヴィッキーはイングランドのフットボールクラブ、ノッツ・カウンティのファン。世界最古のフットボールクラブのひとつだ。

ヴィッキーはノッティンガムを愛している。
ノッティンガムは映画やパレードで有名なロンドンのノッティングヒルではない。
バーミンガムの東北に位置する小都市だ。
そしてそこの劇場の舞台に立つ。
Stephen LoweのTouched.
『セルフリッジ』のアグネス、『戦争と平和』のロージーを演じたアイスリング・ロフタスとともに。