英語の習得にアガサ・クリスティをおすすめする6つの理由と戦術




英語を習得したい。
しかし方法がわからない。
海外の小説を読んでみよう。
いきなり英文に挑戦するのではなくて、映像化作品や翻訳小説を読んでから、原作に着手してみよう。


この記事ではアガサ・クリスティの推理小説を例にあげて、海外の小説を読むことの利点を解説している。
アガサ・クリスティでなくても、自分のお気に入りの作家や作品があればそれで良い。
大切なことは愛着のある作品を手にすることだ。

理由 その1 コンテンツが入手しやすい

小説から映画、ドラマまでさまざまなコンテンツを入手しやすい。
小説の場合、電子化されている作品も多い。
さらに朗読版Audible版も容易に入手できる。

映画の『オリエント急行殺人事件』は2021年10月27日からディズニー+で配信される予定だ。
2022年2月11日公開予定の『ナイル殺人事件』も将来加わることだろう。

理由 その2 愛と憎しみの物語に共感できる

アガサ・クリスティの推理小説は愛と憎しみの物語である。
共感しやすい。
そしてこの共感は習得のための最高の武器になる。
共感とは気持ちが良いことだ。気持ちが良いので反復を可能になる。
反復に慣れていけば、もっとも困難であることのひとつである習慣化が容易になる。
習慣になれば、楽しく英語を習得できる。

理由 その3 お金の物語に共感できる

クリスティの推理小説はお金の物語でもある。
小説『ナイルに死す』にはものの値段が盛んにでてくる。
大邸宅から天然真珠のネックレス、おんぼろツーシーターまで。
我々はみんなお金が好きだ。
お金の物語には共感を覚える。
共感とは気持ちが良いことだ。
気持ちが良いことは反復を可能にする。
反復に慣れていけば、もっとも困難であることのひとつである習慣化が容易になる。
習慣になれば楽しく英語を習得できる。

理由 その4 愛と憎しみとお金に駆られた登場人物に愛を感じる

クリスティの推理小説にはさまざまな人物が登場する。
彼らは何かに駆られている。
愛。
憎しみ。
お金。
共感しやすい。

理由 その5 映像化されているのでロケーションやアイテムへの愛が生まれる

クリスティの推理小説にはさまざまな舞台やアイテムが登場する。
豪華寝台列車やナイル川のクルーズ客船、地方の豪邸、レストランなどだ。
そしてクリスティの作品のほとんどはドラマ化や映画化されている。
クリスティの作品でなくてもこの時代を舞台にしたコンテンツの多い時代だ。
ダウントン・アビーがその例だ。
だからクリスティの小説に登場するロケーションや乗り物はイメージしやすい。
イメージしやすいとは共感しやすいということだ。

理由 その6 難しい用語が少ない

アガサ・クリスティの推理小説にはSFやファンタジーのような難しい用語がない。
まごつかない。
これは共感しやすいことを意味している。





習得のための戦術

最初に映像作品を観る

読書が苦手な場合、最初に映像作品を観よう。
ストーリーを把握する。
この作品は好きではない、と思ったら別の作品にしよう。
共感と愛が大切だ。
登場人物や舞台やアイテムへの愛を育むことを重視しよう。

英語版と翻訳版を入手してじっくり読む

英文を読む上で大切なことは読んだページを増やすことではない。ストーリーを把握することではない。
じっくり読む。キャラクターの描写や心理を読んで共感を深める。好きになることだ。

(例)『ナイルに死す』 の第一部
いま土地の郵便局の前に、車体を真赤に塗った豪奢なロールス・ロイスが停まったところで、そのなかから一人の若い女がはねおりたのである。彼女は帽子をかぶらず、着ている服もごくさっぱりした簡単なものである(いや、簡単なものにみえるだけだ)。
(加島祥造訳)

A big scarlet Rolls-Royce had just stopped in front of the local post office. A girl jumped out, a girl without a hat and wearing a frock that looked (but only looked) simple.
(原文)

大型の真紅のロールスロイスが登場する。
ここでお金の物語であることがわかる。
そして若い女 a girlが登場する。
ロールス・ロイスからジャンプして降りる。
(翻訳でははねおりるとなっているけど、ここは自分で好きな表現を使おう)
良い服を着ている。
お金の物語だ。
この若い女について興味が増してきた。
そして英語のさまざまな表現についても興味が増してきた。
帽子を被っていない娘は "a girl without a hat"とか
シンプルな服(そうに見えるだけ)は”a frock that looked (but only looked) simple”とか。
これを繰り返していけば英語への共感、そして愛は確実に増す。

キンドルクラウドリーダーをうまく使おう

比べながら読むことができる。
もたつくようだったら最初から読まない。好きな場所を読もう。

さまざまな感想や批評を読もう

新たな視点を知ることは作品への愛情、英語への愛情を高める。

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