ヒラリー・マンテルのウルフホールを読んで英語力を向上させてみる その1

英語が苦手だ。

『女王ヴィクトリア 愛に生きる』のジェナ・コールマンの”papa”、”mama”くらいは聞き取ることができる。
まれに「この英語の台詞とその表現すごい!」というときはあるけど、長続きしない。

youtubeで無料ライブ配信しているSkyのニュースを毎日聴こうとしても、家族から苦情が出る。向こうからするとわけのわからないニュースを聴くのは苦痛だから、仕方ない。

好きなミュージカルの曲を暗記するのも限界がある。音楽を常に聴くのは苦手だから。

そこで英語の小説にチャレンジしよう。

ヒラリー・マンテルのブッカー賞受賞作『ウルフホール』。
ヘンリー8世の家臣トマス・クロムウェルの物語。
BBCによりドラマ化された。

現在翻訳を再読中だ。
翻訳に誤りがある。
ドーバーに商売に来たLowlanderをスコットランド低地人と訳している。
これはオランダ人の誤りだ。

問題点は多い。だけど、それ以上に小説に魅力がある。

ヘンリーが対仏戦においてイングランド軍の弱点を指摘する場面(演劇版のこの場面はニューヨーク・タイムズがカルチャーのおすすめ動画としてホームページに掲載した)、ヘンリーがトマス・クロムウェルに心を許す場面・・・。

今にして思えば、デナーリス・ターガリエンやクイーン・サーセイの眼福な場面も多い『ゲーム・オブ・スローンズ』が良かったかもしれない。スローンズについての説明は不要だろう。氷と炎の歌。一章一章が鋭利な短編小説のようなファンタジー大河小説。こちらは何と言ってもキンドルの英語版が安い。5冊で1,600円。



こんな迷いは禁物だ。
『ウルフホール』を傍らに1500年代のイングランドとその周辺へ船出しよう。

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