ピーキー・ブラインダーズのシーズン4に必要なもの



ピーキーブラインダーズのシーズン4の予想。
ひょっとしたらネタバレになるかもしれないので注意。



核戦争後のマサチューセッツ州ボストンを舞台にしたロールプレイングゲーム『Fallout 4』を遊んでいる。
アメリカ、そして人類の歴史について色々考え込ませてくれるゲームだ。

そのNPCに無法者テリトリーのボスがいる。
彼の生活は荒廃している。
かっての仲間たちが次々と裏切り殺さざるをえない状況に陥っている。

そのボスはプレイヤーキャラクターに言う。
「俺にはオフが必要だ。なあどこかに行かないか?」

シーズン3で煮詰まってしまったトミーにもそのようなオフと相棒が必要だ。
トミーはひたすら考えまくる。
エピソードによっては殴られまくる。
ストレスを癒やしてくれる伴侶が要る。
戦場でのトラウマ、シェルショックを彼女は和らげてくれた。
薬物に頼る必要がない。
でも、グレイスを演じるアナベラ・ウォレスは出世してしまった。
『The Mummy』でトム・クルーズと共演するくらいに。
だからグレイスはいなくなる。

だから『ピーキーブラインダーズ』の今後のシーズンに必要なのは、トミー・シェルビーがギャングの親玉ではなくて、ふらっとバーミンガムやカントリーハウスやストリートのオフィスから姿を消し、うるさい叔母さんや政治にかぶれた妹と距離を置き、異なる街あるいは田舎で一介のゴロツキになって、グレイスやリジーやメイ・カールトンとは違ったタイプの女性と過ごすエピソードだ。

よく考えると、クリエイターのスティーブン・ナイトの『ハミングバード』そのままだ。
スティーブン・ナイトは1920年代のバーミンガムにせよ、現代のロンドンにせよ、都市のファンタジーを創造するのが上手い。

そして、ピーキーブラインダーズのシーズン3の終幕でシェルビーファミリーは警察に捕まっ。シーズン4では上に述べたような、一介のゴロツキとなるトミー・シェルビーが視聴できるかもしれない。
スティーブン・ナイトは先を読んでいる。
シーズン4に出演しているチャーリー・マーフィー(『ラストキングダム』のコーンウェルの王女、『レベリオン』の銀行家の娘、『ハッピーバレー』の社長の娘)は良家のお嬢さんをいつも演じている。彼女の新たな役柄を楽しめるかもしれない。

日本では配信が遅くなるかもしれないけど。

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